The Story Behind

ばらばらの生活リズムの中で、チームビルディング。

クルーたちは3つのチームに分けられ、交代で宇宙船のワッチの任務にあたります。

常に移動し続けている宇宙船では、人間の生活リズムよりも航行の安全が優先されるため、同じ船内には別々の生活リズムで生活する者同士が同居します。クルー同士の生活リズムの差は、チームビルディングにおいてどんな影響を与えるでしょうか。またどんなサポート技術によって、この課題を乗り越えることができるでしょうか。

 

SHIRASE EXP.では4時間だけ、3つのチームが共通の時間をともにする事ができます。1日に1度だけ、全員が同じ食卓を囲む機会があります。クルーたちはこの時間を、どのようにして過ごすのでしょうか。



温かい言葉、そぎ落とされた言葉、側にいる言葉。

冒険家の場合は、一旦冒険が始まってしまうと連絡が途切れる為、残された家族は無事の帰りを信じて待つだけです。それと比べると宇宙飛行士の場合は、制限はあるものの、メールなどの私的な通信が許されています。

 

しかし多少なりとも通信があることで、お互いへの期待や、ちょっとした誤解が積み重なり、またそれをフォローすることが困難な為に、すれ違いに陥り易いのも事実です。SHIRASE EXP.では、そこに6分間のタイムラグも重なります。

 

あのひとに言葉を届けたい。そんなコミュニケーションの原点に向き合うなかで、どんな言葉が生まれるでしょうか。



命を預ける、預かる。

船内にある模擬宇宙服は3着。これはクルーの人数には足りません。

 

もしも空気漏れなどの緊急事態が起きた時には、その他のクルーは“レスキューボール”と呼ばれる直径86センチのボールの中に避難し、助けを待つことになります。仲間に自分の命を預ける・預かる。そんな極限の信頼関係をベースとして、チームで課題を解決していかねばなりません。



生き延びる為の食事ではなく、生きている実感を与えてくれる食事。

「早く・無駄なく・効率よく・美味しい」。宇宙の食事の目指すところは合理性でした。それはサバイバル、食事を「餌」だと言い切れる非日常の世界の、生き延びる為だけの食事です。

しかし私たちは日常のなかで、食事のなかに彩りや食感も求めています。メニューを開いて好みを選ぶ楽しみ、自分のために盛り付けてくれる喜びを知っています。取るに足らない喜びと、それを共有することで、生きている実感を与えてくれる食事になるのではないでしょうか。そんな地球の喜びを、宇宙にも持たせてあげたいのです。




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