食料危機

この言葉の意味はどういうことか。そのままである。正確には食料が足りない可能性が出てきた、ということだ。この議題があがったのはSIM#06でのこと。SIM#05の段階で早くも食料の不足が懸念された。山のように積んであったはずの食料。十分足りると思っていたお茶。“思っていた”という段階で、予想が足りていなかったのだ。

 

フリーズドライの食品は大体1人1回の食事で2袋ずつ。それを4人毎食食べたら1日24袋と考えると結構な消費量である。さらに20%は予備食として残さなければならない。

5日目まで何の不自由もなく好きなものを自由にとって食事をしてきたわたしたち。食材に偏りが出てきたため、食料の量が比較的多いものを中心に食事を選んでいくことになる。

 

 

現段階で量が十分にあるといえるのはご飯に味噌汁。そしてふりかけ。徐々に減る食料。しかし食事は生活の中の楽しみ。つまり精神的支柱でもある。その状況をいかにプラスの状態に保てるか。ここは工夫が必要である。

 

火星到着までの道のり、最後は節約がうまくいき豊かな食事となるのか。はたまたふりかけごはん一色か。クルー達の食事の命運はどちらに転ぶのだろうか。

ジャーナリスト 高階美鈴


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